研究業務支持機構
つくば観測技術センターは、地震及び火山観測技術の調査研究開発を行うとともに、地震調査研究、火山噴火予知研究の推進に必要な基盤的な高感度地震観測網等の整備、運用、維持管理、観測データの検測・処理・管理などの業務を行っています。
■地震・火山観測網の整備、維持管理
 地震調査研究推進本部が策定した地震に関する基盤的調査観測計画(1997年)に基づき、防災科学技術研究所は基盤的地震観測網の整備、長期にわたる観測を基に調査観測結果の流通センターとしての機能整備、運営を行っています。この地震・火山関係の研究業務を支援するため、つくば観測技術センターは基盤的地震観測網である高感度地震観測網(Hi-net)、広帯域地震観測網(F-net)、強震観測網(K-NET、KiK-net)、重要な火山に対する基盤的観測網(V-net)の整備・維持管理、海底地震・津波観測網整備にかかわる調査等の業務を行っています。
観測施設の整備
 新しい観測施設の整備、既存の施設の移設にあたっては、地質・工事条件を考慮し、計画された地域内で地震観測に最適な場所の選定調査、施設建設の際には観測井整備の工程管理を行っています。

観測施設の維持管理
 Hi-netなどの基盤的地震観測網は、全国に展開する多数の観測点があります。右の写真はHi-netにおける観測装置の引上げ再設置作業の一コマです。厳しい環境に置かれるセンサーの状態を監視して不具合を見つけ調査し、修理計画を立案して作業の管理を行います。また、観測点での機器の調査・設置、修理作業のほか、施設外観、電力・通信線、周囲の草木など観測の障害調査をして、安定した観測を続けるために修繕や環境整備作業を行っています。
■観測データの品質管理(検測)
 リアルタイムで観測された地震の波形の検測(P波の到着時刻、極性、S波の到着時刻、波形の最大振幅などの読み取り)を行っています。長期にわたるデータの解析を行って、故障しているセンサーの発見など観測の品質管理の役割も果たします。
火山観測データの監視
 観測データの読み取りに加え、火山活動把握の基礎とするためモニターにより異常データの監視を行っています。
■観測データ処理システムの総合管理
 防災科学技術研究所において、リアルタイムで観測される地震観測データ処理、公開システムの安定稼動のための調整・管理及びシステム運用管理の支援を行っています。また、監視業務を行う気象庁や研究・教育を行う国立大学法人等他機関観測データの流通監視を行っています。
■地震観測データ・成果の品質向上
 地震観測データの品質向上を図るため、地震計の性能向上を目指した技術開発、調査を行っています。また、観測装置の安定した稼動のために観測装置の設置や施設の改良に努めています。